好きなものを集めるように作品を創っているのです。
子供の頃のように、木の実、小石、葉っぱ、
コンクリートの欠片でさえも美しく見えたのを思い出すために。
今日、ここ館山でも外は桜吹雪のように雪が舞っています。
アトリエでは素焼きを焚きながらまったりとした時間。
昨日買ったアオモジをコンクリートの柱のような花器に生けました。
そのピスタチオ色のチェコビーズのような美しいアオモジのつぼみ、
生きたものが入ることですべてのものが輝きだすのが
たまらなく好きな瞬間です。
器としての美しさは取り巻く空気そのものまでも
活き活きとさせるということに、
いつまでも酔い続けていられるのだと思うのです。